GALLERY-002
<Landscape>

初秋のスイスにて。牧草も涼風になびきます。
アルプスの藍色な湖面を渡る風紋。
しばらく見とれてしまいました。
冬の散歩道。フト立ち止まると
白銀の無音世界でした。
ライン川沿いの山々には古城が点在して
います。栄華は昔、今は美しい水辺です。
湖面を疾走するボート。その脇の絶壁は
2000m級の雪の峰々。大氷河の力作です。
早朝濃霧の中、教会を目指し草原を歩き
ました。霧中に少しずつ浮かび上がる
姿はとても神秘的に見えました。
紅葉の色は日本の方が綺麗ですね。
でもブルーの岩肌にはとても映えます。
リゾートの夕暮れ、これからカジノも賑わいます。
アルプスの長い長いトンネルを
南下すると、そこはイタリア。
別世界の抜けるような空の青さでした。
コート・ダジュールの魅力とは?やはり長く
滞在しないと分からないかも知れません。
絶景の場所というのは、えてして古戦場だったり
します。攻防の地は、今はのどかな牧場です。
サン・サルバトーレは、山というより大きな
岬の威風。絶景を保障してくれます。
チューリッヒの旧市街は、スイスでもいちばん
賑やかな所。でも日本人には、これで?!
アルプスのスケール感は、なかなか
表現出来ません。高さもですが、
この湖は深さ300mもあります。
初雪の降った朝、薄化粧に長い冬への
一歩を感じ、心が引き締まりました。
サントロペからの帰り道、海岸線を走る車窓は、
まるで映画の情景のような風景が続きました。
峰々の山間に有る教会は、高い
尖塔がないと見つけられません。
アルプスの秋はとても短いです。
紅葉の背景に初雪の雪景色です。
大氷河の通った跡は、沢山の
大岩が鎮座しています。
ニースの代表と言えば、ネグレスコホテル。
その華麗さを一度はご覧下さいまし。
チロルの谷あいに水鏡を見つけました。
無心に眺めていると、旅の疲れも
スッと消えて行きます。
川の中州にある通行税関の砦。今は、
そんな歴史とは思えぬ美しい佇まいです。
大きな湖に挟まれた、交通の要衝。
大都市にも近く、手軽なレストラン街のようです。
チロルの谷間の、僅かな平地に
張付いた村。狭いので、お墓も入替え制。
最後は教会に納骨されます。
南仏の夜は、午前0時を回っても、その
明るさは、明け方になるまで変わりません。
冬の河畔の小路。銀世界の中、
水面の鳥達ばかり目立ちます。
スイスの水辺を歩くと、その長年の
治水労力に驚きます。雪解け水との
戦いの歴史のようです。


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